「模型」とは
ふと改めて、「『模型』って何だろう?」と思ったので、業務の合間に少しずつ、調べてみようと思います。
まずは、百科事典にはどのように記載されているのかを調べてみました。
日本大百科全書(ニッポニカ)
実物の形を模してつくったもの。多くは実物を縮小してつくった雛型(ひながた)で、玩具(がんぐ)から建築見本まで、さまざまな用途につかわれる。
世界大百科事典 第2版
実物に似せてつくったもの。舟体の形を決めるために水槽試験に用いる船体模型,完成時の姿を見せるための建築模型,あるいは自動車などのデザインの原型となる粘土模型(クレーモデル)などもあるが,ここでは趣味としての模型をあつかう。
一般におもちゃは多少とも実物を模倣したものであり,人形もその一つであるが,模型という言葉には,精巧な,メカニカルなものというひびきがある。16~17世紀のドイツを起源とする〈人形の家doll’s house〉は,細密に仕上げた屋内に,小さな人形や家具,道具類を配置して楽しむもので,模型に含まれるであろう。
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
既存の,あるいは計画予定の対象物 (実物) の立体的特性を明示するために,実物に似せて作ったもの。対象の特性を,視覚を通じてすみやかに伝達できる点に第一義的価値がある。模型は,学問,産業の各分野において,実験,展示,教育などの多様な用途をもつ実用的なものと,置物,あるいは製作過程を楽しむ人々の趣味の対象となるものとに大別される。また拡大模型,実物大模型,縮小模型の3種に分類され,用途に応じて使い分けられる。古代エジプトや古代中国で,副葬品として用いられて以来の長い歴史をもち,学問,産業の発展に呼応して,現在では,いよいよその重要性を高め,材料および装置の開発も進められている。
それぞれの百科事典で、おもちゃ・趣味としての模型の記述が見られます。
確かに、「模型」と聞くとまずプラモデルやミニチュア等をイメージする方は多いと思います。
弊社でもそれらを趣味にしている従業員はおりますし、玩具店や手芸店で必ずと言っていいほど目にしますね。
日本でプラモデルが普及し始めたのが、戦後、1950年代だそうなので、約70年愛されているわけです。
ミニチュアとなると、ドールハウス等も含まれてきますので、始まりは紀元前とも言われ、はっきりとはさかのぼれないそうです。
私も幼い頃に動物の人形を使ったドールハウスで遊んだことを思い出しました。
そう考えると、誰もが一度は模型に触れたことがあるのだと言えますね。
12月に入り、年末年始も近づいてまいりました。
休暇の際、童心にかえって「模型」で遊んでみるのも良いかもしれません。